偏見と主観で選んだ、エディンバラに留学する前にしておくべき覚悟7か条
- Edinburgh University Japan Society
- Jun 19, 2020
- 9 min read
「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!」ージョルノ・ジョバーナー
新入生の皆さん、そして交換留学生の皆さんグーテンモルゲン、エディンバラ大学ジャパンソサイエティのVice-Shitappa、佐々木です。
この不定期更新ブログ「徒然なBLOG」では、新しくエディンバラに来られる皆様に役立つような情報や、ジャパンソサイエティの活動内容ならびに役員たちのふとした日常をを徒然と綴っていきます。
さて、記念すべき第一回は、エディンバラ大学に来る前に覚悟しておくこと7ヶ条です。あくまでも偏見と主観ベースですが、海外経験が長い人も初めて海外に行く人も、これを読めばもう怖いものなし!!
※これは筆者の赤裸々な体験を綴っている為、不快な思いをする場合がございます。ごめんね。
それでは行きましょう、デュエルスタンバイッ!!!
1.とにかく寒い

8月19日、最高気温16℃、最低気温11℃、晴れ時々曇り。
世界はそれを冬と呼ぶんだぜ!!!!!!
夏ですね。夏でこれです。一応サマータイム中です。そうです、冬なんてもっと信じられないくらい寒くなります。緯度がスカンジナビア半島と同じようなところにあるので寒いわけですね。ちなみにエディンバラから少し離れたグラズゴーという町ではワンチャンあのオーロラが見れます。まあそのくらいには寒いですね。というわけでだんだんファッションとかどうでもよくなってきます。ヒートテックと登山用のコートが欠かせない、おしゃれを捨てて人間性で勝負することになる、素敵な冬になることでしょう。
解決策:
無理しておしゃれしようとしない。シャレにならないくらい寒い。これを機に外面ではなく内面を磨いてどんな服を着ても大丈夫なようにしておきましょう。オススメの服はユニクロのウルトラライトダウンとヒートテック、そしてゴアテックスシリーズ。内面性の矯正にはアルバート・カミュの「異邦人」と堀越先生の「僕のヒーローアカデミア」をオススメします。
2.ドイツ語かと思うくらい英語が鈍ってる。

センター試験、TOEFL、英検、IELTS、などなど、公的な試験において、リスニングの能力はとても重要視されていますよね?
無駄なんだぁ、それが。スコットランドだと。
ゲルマン語の影響を今尚色濃く反映するその英語は、まさにドイツ語。初めてこの地に降り立った時、パブの店員が何を言っているのかさっぱり分からず6回聞き返してようやく「レシートいるか」と理解できるほどでした。ちなみにアメリカ人やイングランド人も理解できないそうです。よかった、全世界で理解されてない(白目)。エディンバラは留学生などの海外の方が多いのでまだいいのですが、少し田舎町に、それも爺ちゃん婆ちゃんなどと喋ろうものならもう何がなんやらさっぱり。
シェリー、いつになれば、俺は理解できるだろう…。
解決策:
こればっかりはなぁ…もうひたすらスコットランド人と、それも訛りの強い人と喋り続けるしかないんだよなぁ…僕もそれでだいぶ聞き取れるようになりました。ただ向こうはアメリカ英語もイギリス英語も余裕で聞き取れるので本当に大事な場面は「あ~もっかい言ってくれ」と素直に聞き返しましょう。彼らも訛りが強いのは割と自覚しているので聞き取られないことには割と寛容です。
3.ネットの回線がイギリスだから日本で観れたサイトが閲覧できない

この間「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」という渡先生の大人気小説をKindleで購入しようとしたら、「お住いの地域では買えません」と表示されて一週間寝込んでました。日本に住んでると気づかないもので、日本のネットシステムにサポートされていないと観れないものが結構多い。Amazonとかはまだ分かる。でも電子書籍とかYoutubeとかは違うやん…。
はぁ、あ ほ く さ(ところで14巻はいつ出るんですか)
あとはネットフリックス。イギリスのネトフリはとにかくアニメが少ない。喜んで見る海外ドラマなんて「GOTHAM」と「SHERLOCK」と「BLACK MIRROR」くらい。そんな感じでイギリスではサポートされてないサイトやアプリがとにかく多い。バラエティの見逃し配信、ラインのスタンプ、itunesでの楽曲購入、これでもかと言うくらいに不自由。
頭イキますよぉ~(憤慨)
解決策
日本からの留学生は大学から事前にVPNなるアプリケーションを提供されていると思います。これは日本の回線につなげるソフトウェアです。少し動作は遅くなるけれど、これで繋げれば一発で観れます(ただitunesはさすがアップルというべきなのか、楽曲は変わらず購入できず…でもitunesは結構そういうこと稀だからね、しょうがないね)。ちなみにVPNは個人でも買えます。無料ソフトもあったりなかったり。詳しくはVPNで検索検索っ!
4.日本料理屋に淡い期待を抱いてはいけない

やっぱり日本人たるもの、和食が恋しくなる時、ありますよね?でもだからと行ってグーグルで近くの和食屋を探して行くのはやめましょう。アホみたいに甘辛い照り焼き丼、なんでそんなもの握るんだよっていうネタを乗せたお寿司、そしてスープと麺が絶望的にごみみたいなラーメン。ラーメンは断言します、ろくな店がありません。長崎ちゃんぽんは「andamiro」っていう韓国料理屋さんが美味しいのだしてます。結構美味しい。「Bento」という和食弁当屋さんも割と美味しい。アボカドとサーモンのロールは寿司と言えるか怪しいけどうまい。
でもラーメン、てめえはダメだ。
なんで麺が伸びてるんだよ、なんでスープの味が馴染んでないんだよ、なんでレタス乗っけるんだよ。
ラーメンのバカヤローが、知らん顔して黙ったまま、突っ立ってる
まあ日本食とか言ってる割に日本人の店員さんいないからね、しょうがないね。
解決策
カップ麺やフリーズドライ食品を持ってくる、あとは自分で作る。「starlight」なるアジアンスーパーマーケットに行けば味噌に醤油、みりん、お米、餃子の皮、サッポロ一番の袋麺、カルピス、などなど、材料とか簡単は食材は売ってます。正直唐揚げ程度だったら五回作れば手の感覚だけで作れるようになっちゃう。これを機にあなたも料理をマスターしてみてはいかが?ちなみにうちの役員には生きた鴨をさばけるくらい料理できるやつもいますので、どうしてもうまい日本食が食べたくなったらそいつに頼んでみましょう。
あと「Hakataya」というお店がNew Townにあります。僕は行ったことないのですが美味しいと評判なのでぜひ試してみてください。お寿司とラーメン。写真見る限りは美味しそう。
5.酒の席のつまみはドリトスかポテチのみ、もしくは素飲み

パブ、と聞くとあまり日本人には馴染みがないかもしれませんが、イギリス及びアイルランドでは一般的な酒飲み場です。ちなみにご飯を提供してくれるところもありますが、大抵みんなお酒のみです。初めてパブにイギリス人やオランダ人の友達と行った時、おつまみを頼もうとしたら「なんだお前腹減ってるのか夕飯食ってないのか」と不思議な顔をされました。おつまみ、という概念が通じないのです。彼らは食事と一緒に酒を飲むか、酒だけを飲みます。食べながら飲む日本人からしたら凄いしんどい。
しかもこれがパブなどの外飲みだけかと思いきや、普通に宅飲みも酒だけ。たまに誰かがドリトスとかポテチ持ってくるけど、違う、そうじゃない。枝豆とか唐揚げとか一風堂のもやしが食べたい。
それでも僕はつまみのこと、いつだって思い出すだろう
解決策:
慣れる。ただひたすら慣れる。初めのうちは嫌になってくるけどだんだんどうでも良くなってつまみの代わりに酒を飲む。みんな飲み会のゲームをし始める。酒を混ぜる。もう何がなんだかわかんなくなって泥酔してクラブに行って帰って寝る。そういう生活。
ただこれだけは忘れちゃいけない。
お酒は飲んでも飲まれるな。
あとお酒を人に強制しない。
お酒は節度を守って楽しみましょう。万国共通ですね。
6.酒がまずい

スコットランドといえば「バグパイプ」、「ショートブレッド」、そして「ウィスキー」。ちなみに「ウィスキー」は「whisky」と綴られているのがスコットランド・ウィスキー、そして「whiskey」と綴られているのがアイリッシュ・ウィスキーです。馴染み深いグレンフィディックはスコットランドの、これまた有名なジェームソンはアイルランドのウィスキーです。ご参考までに。
さて、ウィスキー好きにはたまらないかもしれませんが、学生がそんなものを飲んだところで「喉が痛え」とかいう味とか価値を何も考慮しない感想しか出てこない。シンプルに勿体無い。加えてビールがまずい。「Tennent’s」というスコットランドを代表するような安いビールは地元の人々からも「泥水」と言って愛されるほど。「Innis and Gunn」は比較的おいしいけどそれでも日本人の舌に合わせて作られた発泡酒の足下にも及ばない(個人の感想)。ちなみにサッポロ、アサヒ、そしてお待たせいたしました「キリン一番搾り」はアジアンスーパーマーケットで買えます(日本酒と焼酎も買えます)。それでもあのサーバーから注がれるあの味は再現できない。無念すぎる、スコットランド。
解決策:
慣れる。ただひたすら慣れる。初めのうちは嫌になってくるけどだんだんどうでも良くなってウォッカとかストレートで飲み出す。みんな飲み会のゲームし始める。酒を混ぜる。もう何がなんだかわかんなくなって泥酔してクラブに行って帰って寝る。そういう生活。
ただこれだけは忘れちゃいけない。
お酒は飲んでも飲まれるな。
あとお酒を人に強制しない。
お酒は節度を守って楽しみましょう。万国共通ですね。
7.Edinburgh University Japan Society、通称「EUJS」はみなさんの悩みや相談を受け付けております。

ホームシックになった、勉強についていけない、領事館に出す書類がわからない、ひとりぼっちで部屋が広く感じる、三角関係で困ってる、アルバイト先を探したい、人生になんの意味があるのかわからない、そういう時は僕たちEUJSを頼ってください。できる限りのサポートをしていくつもりです(ちなみに人生に最初から意味なんてないので自分の好きなように生きてみましょう)。和の心をこの異国の地で育み、そうして教えるために、我々のアーサー王の麓に腰を据えているつもりです。というより困っている人がいたら助けるのが当たり前なのです。ですからどうか怖がらずにまずは相談してみてください。僕たちもそうやって先人達に助けられてきました。人は一人では生きてはいけないし、どんな聖人君主でも人に迷惑をかけて生きているのだから、相談事など申し訳ないし恥ずかしい、などと思わないでください。
世界中に定められた、どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は、どんなに素晴らしいだろう
世界中に建てられてる、どんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日は、どんなに意味があるだろう。
THE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」のこの一説を、そういう時にこそ思い出してください。そしてともに楽しく実りのある学生生活を送りましょう。それが僕らEUJSのポリシーであり願いでもあるのです。
さて、これがエディンバラに留学に来る前に覚悟しておくべき七か条です。もしかしたらまと増えるかもしれませんが、今の所とりあえずこんな感じで。
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それではみなさん
ばいなら~。
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